41 デカヒニァダストトゥの秋

秋といえば芸術!ですよね?
というわけでデギィヌカサツバンサ・ドカナハサカ監督の「デカヒニァダストトゥの秋」を伏見文化ホール三階スペースAに観に行ってきました。「デカヒニァダストトゥの秋」は「ダカェナサハラネセヤヌの春」「ヌヒィゥカネユメタヘリの夏」に続くヤンリハサケネテメァスニ・シリーズの第三作に当たります。ヤンリハサケネテメァスニ・シリーズはデギィヌカサツバンサ・ドカナハサカのライフワーク的な代表作。第四作「チヨロネケイニシハョチァの冬」はタサネャレヘトユヌの首都ケエトュナケヘルで近々公開されるとアナウンスされておりこちらはシリーズ完結編になるようです。(日本公開はいつになるのでしょう?五、六年後?)
デギィヌカサツバンサ・ドカナハサカは初期こそ娯楽作品を量産していましたが徐々に作品数と娯楽性を減らしつつ芸術性を高めていった老齢の映画作家です。芸術性の高まりとともに難解になりヤンリハサケネテメァスニ・シリーズは特に難解なことで知られ参考資料ないし予備知識なしでは到底理解できないほどの高みにまで達した記念碑的作品でもあります。
こんなことを書くと頭痛くなりそうと敬遠したくなる人もいるでしょうがとてつもなく面白い作品であることは間違いありませんので是非とも上映会館に足を運んでいただきたいなと思います。先ほど参考資料ないし予備知識なしでは到底理解できないと書きましたが事実であるものの何も難しく考える必要も面倒臭く感じる必要もありません。シリーズ第三作とはいえ前二作をDVDを借りるなどして観る必要もありませんし原作小説であるチヌユルセケノユュ・ムヤニコツヌィの「ヤンリハサケネテメァスニ物語」(全七巻)を読破する必要もありません。ヤンリハサケネテメァスニ・シリーズの難解さは主に作品内に説明的な部分が一切ないところに起因しており私が次に上げるいくつかの点を頭に入れておけば問題なく楽しめるはずです。
①タナャリヘルケエ・ヨメネケエァィはニユムヲワユン・クヌユラフバュケの姪でありニユムヲワユン・クヌユラフバュケとクヌフャトアネュパ・ミャニキテホポはマユロヌクチノハュォン・デカヒニァダストトゥにとっての前者がミニユルィクヌ村における師であり後者が首都ケエトュナケヘルにおける師である。
②ミニユルィクヌ村はヤヘノコエマィ市から東に八キロの寒村でありムャニキウヌフル海岸へ出るにはミニャヌキチユホ峠を越える全長十五キロの道程を歩く以外に方法はない。
③ミニャヌキチユホ峠越えは山賊に襲われる危険性が非常に高いためウクナトァクッネラ・ユネキトモュラはタナエクラノマァカ・ヤンリハサケネテメァスニら村人から「無謀な若者」と言われるのである。
④村人たちの会話に登場する「マヨニキァネクの倅」「無鉄砲野郎」「恋という名の目隠しをした者」「歩く木偶の坊」「あの馬鹿」とはすべて「無謀な若者」ことウクナトァクッネラ・ユネキトモュラのことである。
⑤作品内時間はタヨヒクウノィシ政権発足三年目の秋でありアヌユモネオコポ・タヨヒクウノィシがいよいよその凶悪非情な本性を発揮しはじめた時期に当たる。
以上五点を頭に入れておけば間違いなく楽しめることでしょう。
芸術の秋!いっしょに楽しみましょう。